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* Berry Garden *

一週間。

産後、気が付いたら病室のベッドの上でした。
点滴と、導尿と・・・管だらけでびっくり。
まだかすかに麻酔も効いてて、自分の体じゃない感じ。
6人部屋だったので、結構わさわさしてました。
面会時間だったらしく、ダンナがいました。
看護婦さんが度々処置をしにきてくれたり・・・。でも、ほとんど眠ってたようです^^;

ふと目がさめると、もう夜でした。
と、廊下の向こうからオルゴールが鳴りました。
部屋にいたママたちが、いっせいにどこかへ出て行くので、なんだか取り残されたようで、落ち着きません。
しばらくして見回りにきた看護婦さんに聞いてみたところ、2時間おきの授乳の時間を、夜間はオルゴールで知らせているとか。

翌朝、面会時間早々にダンナが。
ちょうどゴールデンウイーク中ということもあって、毎日のようにダンナがきてくれました。
私は初対面以来まだベビーとあっていなかったのですが、新生児室の外から見てきたとかでした。
それからすぐ、助産婦さんが部屋にゆちを連れてきてくれました。
まみ~はまだ動けないので、授乳にもいけません。
抱っこしたのも、これがはじめて。あまりの小ささにびっくり。
哺乳瓶でミルクをあげました。
つくづく見ながら、やっぱりだんなを産んだのか・・・と再確認。笑

翌日、やっと流動食が昼からOKに。(容器は普通食と同じなのに、100%汁!でびっくり。笑)
もうこの日から起きろ、歩けだったのですが、パラマウントベッドのリクライニングすら、強烈に傷に響くし、また起きる苦労を思うと起きたら寝られず。
病院の方針で、鎮痛剤も使わないとかでした。
ここの国立病院、痛いけど治りがいい、との評判があるようです。
何とか歩くようになってくると、やはりゆちが気になってしょうがないもので・・・。
新生児室のガラス越しに、ダンナとず~っとへばりついてました。
や~、ちいさいです。
みんな3,000G台だったので、ほんとにゆちだけ小さい。
そして、泣いてる所を全く見ません。おとなしいこだな~というのが、印象。
授乳も、夕方から行ってみることに。
や、下腹を掻っ捌いているので、抱っこがものすごくイタイ^^;
でも、かわいいですね~^^こうやって情が移っていくのでしょうか。
(この時点で、母性のうすさがばれますね^^;)

帝王切開だったので、入院は14日。
その間回診やらなんやらの合間を縫って、2時間おきに授乳です。
これが、いついっても寝ていて、おなかすいたと泣く事もありません。
家に帰れば自分のペースでやれるのに、院にいるのでそうもいかず・・・毎回助産婦さんに無理やりつねって起こされて、かわいそうでした。
ぜーんぜん飲んでくれなくて、最後まで居残りになってしまうし、おかげで2時間でなくって、あいだは1時間?ってかんじ。
通っているうちに、ゆちの様子が気掛かりに。
すっごく呼吸が速いんです。
温度の高い授乳室で、体温の高い同士が抱っこしているので、暑いのかとも思ったんですが、周りの子に比べて、なんだか違う。
母乳に疲れて足すミルクも、ハアハアいいながら飲んでるし・・・。
気になって聞いてみても、赤ちゃんは呼吸が速いから、なんでもないと。
ふ~ん・・・。そうなんだ。苦しそうに見えるけど・・・・。
赤ん坊のことなんて、全然わからないゆう。
プロにそういわれたら、そういうもんなのかと納得。

一週間が経ち、ゆうの退院検査がありました。
このまま14日で退院していいでしょう、と。
で、いつものように授乳に行くと・・・・・・。

あれれ?ゆちがいないぞ??

新生児室も覗き込んでさがしてみると、部屋の奥に続く扉の前に、ゆちのベッドが空っぽでほって置かれていました。
「???」

















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